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Amebreak AWARDS 2010(4/8)
BEST ARTIST, GROUPS

 限定リリースされた「SWES SWES CHEAP」やBUDAMUNKY & S.L.A.C.K.での「BUDA SPACE」は当然のごとく完売&プレミア化させ、SEEDA/S.L.A.C.K./ZEEBRAでの“WHITE OUT”や「24 HOUR KARATE SCHOOL JAPAN」への参加など、今年最も需要されたアーティストであろうS.L.A.C.K.。圧倒的にオリジナルにも関わらず、ポップさを感じさせる作風は来年も大きな波を起こすだろう。(高木)


 自身名義では“THE R”やMACCHO/般若との“孤高の芸術”といった楽曲が話題になったRYUZOだが、今年果たした最も大きな業績と言えば、やはり「24 HOUR KARATE SCHOOL JAPAN」のエグゼキュティヴ・プロデューサーとしての立ち回りだろう。数年前に京都から東京へ拠点を移してからストリートで着々とコネクションとプロップスを高めていった彼は、遂にUSの大物:DAMON DASHとまで繋がり、R-RATED RECORDSを京都のいちレーベルから日本が誇れるインディペンデント・レーベルに成長させた。(伊藤)


 ベスト・アルバム部門3位に選ばれた「BREATHE」や、そのプロモーションの一環として行なわれた“NO ONE BUT US”のフリー配信が輝きを放ったSEEDA。下半期も、2枚のコラボ・シングル——SEEDA×S.L.A.C.K.×ZEEBRAによる“WHITE OUT”、SEEDA×OHLD×BRON-Kによる“DESERT RIVER”——の同時期発売や、SCARS名義でも「THE EP」をリリースするなど活発な動きをみせた。客演仕事も合わせれば非常に数多くのヴァースを披露した一年だったが、そのいずれもハイ・クオリティを維持 しながら斬新なサウンドで聴かせた点は特筆すべき。(吉橋)


 盟友たるDJ HAZIMEとDJ WATARAIをブレーンに迎えつつ、チーム態勢でアルバムを完成させるという、過去の日本語ラップには見られなかった手法を採用。『KUROFUNE』 とともに、日本語ラップのクラブ・プレイ率を引き上げた“デッパツ進行”を筆頭に、続くアルバムの評価にも繋げた。また“YUMA-RIO-AKKIE”や“D.M.F. (DOPEST-MOTHER-FUCKER)”といったビート・ジャックものではフットワークの軽さを見せた一方、“I REP”ではさすがの説得力を帯びたヴァースもキック。イヴェント『GOLD』をRYUZOと主催するなど、多方面で活躍が目立った一年。(吉橋)


 自身名義ではソロ3rdアルバム「LOVIN'」、ミックステープ・アルバムとして「麻天楼 -秋場所-」、そしてAKLOと共にBETTER HALVES名義でシングルをリリースするなど、年間を通して常にファンを飽きさせないフットワークの軽い活動を展開したL-VOKAL。ダウンロード音源付きキャンディ『BLING BLING CANDY』まで制作するなど、(本人も言っているが)最早何屋なのか分からないレヴェルだが、その企画力と行動力は、この激動激しい音楽業界をどう生き抜くかというインディペンデント・アーティストとしての知恵やたくましさを感じる。(伊藤)
 

2010年ベスト・アーティスト

高木「で、今年のベスト・アーティストではS.L.A.C.K.が1位に選出されましたが」

伊藤「SEEDAとは似て非なる形だけど、やっぱり才気走ってるね。常に制作して、短いスパンで作品をリリースをして、それがどれも一聴に値する面白さを放ってるっていうのは、単純なことだけど凄いよ」

高木「S.L.A.C.K.のやってることって結構マニアックだし、アクの強いモノだと思うのね、ラップもトラックも。でもそれと同時に多くのリス ナーに届くだけのキャッチーさを内包してるのが、彼の勝因になるのかな」

伊藤「あと、年間を通しての動きということで言うと、L-VOKALもかなり活発だったよね。アルバムからキャンディ(BLING BLING CANDY)まで(笑)。彼はレコーディング・アーティストだけに留まらない、これからのミュージシャンのあるべき姿というのを常に模索しているような気がして、凄く頼もしいし、したたかな人だな、って。あと、惜しくも欄外だけど、半ば無理矢理10周年という括りを設けてでもグループとしての推進力を高めようとした韻踏合組合の活動も下半期目立ったね」