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第三会議室PRESENTS名盤各務塾VOL.3/PUBLIC ENEMY「IT TAKES A NATION OF MILLIONS TO HOLD US BACK」の巻(PART 1)

※現在サーバーが非常に混雑しており、動画の再生が不安定な状況になっております。ご迷惑をおかけいたしますが、視聴できない場合、暫くしてから再度ページをご覧下さい。
 
  
 お待たせしました! 毎度大好評の『第三会議室』とのコラボ企画『名盤各務塾』は、お馴染みKダブシャインと宇多丸師匠がHIP HOPのあんな名盤やこんな名盤に関して濃密なレクチャーを繰り広げていく、月イチ更新の要注目映像コンテンツです!
 
 第3回目は、80年代HIP HOPの金字塔、PUBLIC ENEMY「IT TAKES A NATION OF MILLIONS TO HOLD US BACK」をご紹介。PART 2はコチラ
 
 
※第1回目:RUN DMC「RAISING HELL」の巻はコチラ
※第2回目:THE NOTORIOUS B.I.G.の巻はコチラ

 
 
 
 
「PUBLIC ENEMYって誰?」という人に……:
 HIP HOP史上最も影響力があり、最も議論を呼んだグループとして知られるPUBLIC ENEMY(以下PE)はCARLTON RIDENHOURことCHUCK Dを中心に、80年代初頭には既にその原型が形成されていたと言われる。後にグループのプロデューサーとして活躍するHANKとKEITHのSHOCKLEE兄弟とERIC "VIETNAM" SADDLERが活動していたSPECTRUM CITYという出張DJクルーにCHUCKが加入し、CHUCKが通っていたアデルフィ大学内のラジオ局で自分たちの番組を初めたのがPEの基礎となった。
 
 番組と、番組内でプレイされた“PUBLIC ENEMY NO.1”のデモ・ヴァージョンに注目していた、プロデューサーでDEF JAM RECORDSの共同設立者であるRICK RUBINの誘いを受け、PEはレコーディング・アーティストとしての道を歩み始める。当時のCHUCK Dは、ラジオDJには興味があったものの、レコーディング・アーティストとなることにはあまり乗り気ではなかったが、その後のグループの柱となるPEのグループ・コンセプトを考えつき、グループは動き出す。
 
 CHUCKは前述のHANK SHOCKLEEをメイン・プロデューサーに据え、共に番組に関わっていたBILL STEPHNEYをパブリシストに迎え、友人だったFLAVOR FLAVを2人目のMC、TERMINATOR XをDJ、そしてネイション・オブ・イスラムのメンバーだったPROFESSOR GRIFFをグループのバックアップ・ダンサーであるS1Wの振り付け師として起用する。これらのメンバーで制作されたデビュー・アルバム「YO! BUM RUSH THE SHOW」は1987年にリリース。批評家やリスナーの評価は高かったものの、商業的には大ヒットとまではいかなかった1stアルバムだが、その翌年に2nd「IT TAKES A NATION OF MILLIONS TO HOLD US BACK」がリリースされ、ロック層まで巻き込んだ大ヒットとなり、PEは一躍世間の注目を浴びる存在となる。
 
 楽曲の内容や、度々メディアに登場する彼らが発するメッセージが物議を醸しながらも快進撃を続けていたPE、89年にTHE WASHINGTON POST誌に掲載されたGRIFFのユダヤ人批判発言が問題となり、GRIFFはグループを脱退。その後リリースされた「FEAR OF A BLACK PLANET」(90年)、「APOCALYPSE 91...THE ENEMY STRIKES BACK」(91年)は内容/セールス共に手堅い結果を残すが、HIP HOPシーンの急激な変化や、FLAVOR FLAVがドラッグ使用で逮捕されるなど、グループにとっての逆風が続き、PEは徐々に求心力を失っていく。
 
 グループとしてはかつての勢いがなくなったPEだが、94年には「MUSE SICK-N-HOUR MESS AGE」、96年にはCHUCK Dのソロ・アルバムがリリースされるなど、コンスタントにリリースを重ねていく。インターネット配信を巡ってDEF JAMと対立したPEはDEF JAMと袂を分かち、99年にリリースされた「THERE'S A POISON GOIN' ON...」は店頭に並ぶ前にMP3で配信されるという、時代を先取りした展開が注目を集めた。
 
 PEは現在も活動を続けていて、ツアーで世界中を廻りながらアルバム・リリースを重ね、今日に至る。
 
 
『名盤各務塾』では、こっちゃんと宇多丸師匠に紹介/解説してもらいたい作品のリクエストを募集しています。
作品/アーティスト名を明記してコチラまでメールお待ちしています!

 
  
協力:スペースシャワーTV
by the courtesy of Ki/oon Records Inc.

 
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