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[LIVE REPORT]
KREVA CONCERT '09「意味深2」@横浜アリーナ(09/4/18)

文:高木晋一郎

 「新しいチャレンジを見せる」という意味合いも持つというKREVAライヴ・シリーズ『意味深』が、2年ぶりに『意味深2』として開幕された。

 今回のライヴはオープニングこそ2DJ(DJ SHUHO/DJ HAJI)& 1MPC(熊井吾郎)、2サイドMC(BLAST RAMPAGE)、そして当然1MC:KREVAという構成でスタートし、“成功”“THE SHOW”“あかさたなはまやらわをん”“HAVE A NICE DAY”をかなりオーソドックスかつタイトに披露し、プレーンなHIP HOPショウで満員の横浜アリーナを沸かす……というか、リズムに合わせて頭を振ってないと会場の振動で酔ってしまいそうなぐらい、会場が一体となって体を揺らし、いきなりの大盛り上がり。が、ここからは『意味深』らしい新たな試みがふんだんに盛り込まれた構成となった。

 「今回のチャレンジのひとつは、俺が関わってるけど俺の曲じゃない曲を披露すること」というMCに続いて披露されたのは、千晴の楽曲である“無礼KING”、そして、そのまま千晴に舞台を預け、千晴は三浦大知を呼び込み“STOP!!”。その後、着替えて登場したKREVAと三浦大知とで“YOUR LOVE”〜“MAGIC REMIX”〜“M★A★G★I★C”と立て続けに3曲をパフォーム。しかし三浦大知……相変わらずとんでもないヴォーカリストとしての力量!

 続いては「最近の技術は凄いんだゾーン」と題して、PIONEERのDVD用CDJ(変な書き方だけど、DVDをスクラッチできたりする機材)「DVJ-X1」2台と、その映像をミックスできるDJミキサー「SVM-1000」を使ったパフォーマンス。ちなみにこの機材セットでちょっとした車がお買い上げ可能。そんな高級かつ先進機材を使用して、映像と音と生のラップをミックスしながら“希望の炎”“I WANNA KNOW YOU”をリアルタイムで組み立てていく。このパートは機材の使い方としても単純に面白いし、「機材の発展によってもHIP HOPは進化する」という、HIP HOP史の事実にも目配せしたのかなとも感じられる興味深い構成だった。

 そしてライヴのお楽しみであるカヴァー曲は、今回はYMO“君に胸キュン”。原曲よりもダンサブルに仕立てたビートにオートチューンで歌い上げ、よりポップに染め上げる(この曲で後ろのダンサーがPPPH(ヲタ芸)をかましていたが、それがもし計算尽くだとしたら……ちょっと神経が細部まで行き届きすぎ!)。

 そしてSONOMIを呼び込み“MIDNIGHT”をデュエット(当然振り付き)、そして新曲“ごめんね feat. KREVA”を披露。そして曲のエンディングに併せてピアノが響けば……さかいゆう登場!“生まれてきてありがとう”は感涙……。そのまま、さかいゆう伴奏による“くればいいのに”を披露。そして、さかいゆう+3人のキーボーディストを迎え、計4台のキーボードで組み上げられ“スタート”、それに2DJ+1MPCを加え、“アグレシッ部”“音色”と加速していき、オーラス前にはダンサブルに仕立て上げられた“イッサイガッサイ”で会場の盛り上がりは最高潮へ。そして「今回アンコールはないからこれがラスト」と宣言して“ストロングスタイル”でライヴは終幕。

 純粋に楽しめるHIP HOPショウとして完成させながらも、その実には新たな挑戦がふんだんに盛り込まれているという、実にKREVAらしい一筋縄ではいかない2時間半のエンターテイメントだった。


SET LIST
01.“成功”
02.“THE SHOW”
03.“あかさたなはまやらわをん”
04.“Have a nice day!”
05.“無礼KING feat. KREVA”/千晴
06.“STOP!! feat. 三浦大知”
07.“YOUR LOVE feat. KREVA”/三浦大知
08.“Magic Remix (KREVA×三浦大知)勝手にリミックスシリーズVOL.2”
09.“M★A★G★I★C”
10.“I Wann Know You”
11.“君に胸キュン”
12.“midnight”/SONOMI
13.“ごめんね feat. KREVA”/SONOMI
14.“生まれてきてありがとう”
15.“くればいいのに”
16.“スタート”
17.“アグレッシ部”
18.“音色”
19.“イッサイガッサイ”
20.“ストロングスタイル”